善光寺びんずる市が
GOOD DESIGN 賞を受賞しました!

グッドデザイン賞とは 1957年から始まった世界4大デザイン賞の1つでもあります
シンボルマークの「Gマーク」とともに国内では高い認知率を持っています
そんな権威あるデザイン賞の「地域社会デザイン部門」で善光寺びんずる市はエントリーさせていただきました
地域に馴染むリズムで9年間にわたり長年開催してきた点
また 運営には地域の商店主や学生などのボランティア中心に 地域一体となって取り組んできた点
手しごとを通じて地域循環の可能性を引き出そうとしている点などが審査員の評価へとつながり
この度の受賞へと至りました
ここまで支えててくださった善光寺関係者さま びんずる尊者さまに心から感謝し 喜びを分かち合いながら
この結果を真摯に受け止め 引き続き信州善光寺のさわやかな風が吹き抜ける境内から 門前地域そして全国へと
ここに来ないと出会うことのできない 手しごとの輪を100年先まで続けていけましたら幸いです

手しごとをテーマに、ヒト・モノ・マチを繋ぎ、古き良き私たちの場所から未来を再興する門前ハンドクラフトマーケット。①場所、②人、③テーマが重なり合い、循環することがびんずる市の礎になっています。
  • びんずる市のポイント 1 善光寺という土地

    昔から地域における お寺の役割はコミュニティ(地域交流)の場 でした。善光寺を中心に栄えてきた門前町、長野市も、山から町へ人と人が集い、交流し、経済活動が生まれ、商業が発達し、近年は観光地として年間600万人もの人々が訪れるまでになった。 様々な人々を多様に受け入れてきた、信州善光寺ならではの場の力で、古くて新しいコミュニティを永続的に表現していく。

  • びんずる市のポイント 2 場の循環

    単なるにぎわいイベントではなく、 門前暮らしの日常 の景色となるため 4〜11月の毎月第2土曜日という定期のリズムで開催。 そして観光地としてだけでなく、 長期滞在、移住へつながるような地域循環のきっかけ を提供していく。例えば地域の商店街の空家や空き店舗に作家のアトリエを用意するなど、 ものづくりを通じて人々が繋がっていく手づくり市を目指している。 又、9年間の間、「善光寺びんずる市」を善光寺、地域の有志で実行委員会をつくり、 なるべく助成金を使わない運営 をしてきた。スタッフは事務局員2名をのぞき、ほとんどが 長野市周辺の大学生のボランティアの協力により成り立っており、 びんずる市を共に盛り上げてくれている。

  • びんずる市のポイント 3 手しごと

    ここに来ないと出会うことのできない面白い作品と作家たちが全国から集まって月に一度善光寺で再会する。 クラフト品のみならず、「手づくりであれば飲食も!」ということで食ブースの出展もある。自家焙煎のコーヒーショップ、天然酵母のパンや、こだわり食材のお弁当、お団子におやき、和菓子など、季節に合わせた腹ごしらいのブースが人気。手から紡ぎ出されるものなら「見えない手づくり」でも面白いということで、マッサージや、アロマ体験、占いブースも出展許可している。また、 子供たちにも「ものづくり」に触れ、体験してもらいたい思いで、毎回、作家講師を招き、ワークショップを開催。

  • びんずる市のポイント 4 その他の活動

    2020年はコロナの影響で善光寺での開催が全くできなかった。その間その昔、善光寺の本堂が火災で焼失した際に、権堂町へ仮のお堂を作り、ご本尊を逃したという 歴史的経緯をなぞらえて、「出張!ごん堂びんずる市」と名前を変えて繁華街にあるアーケード商店街へ出張 させ、コロナ禍に対応しながら開催してきた。また、作家に会えない間も自宅に居ながら、びんずる市が楽しめ、作家の活動を紹介したり、実際に購入できる ショッピングサイト「BINZURU BAZAAR(びんずるバザール)」も立ち上げ、 善光寺境内で開催できない期間も歩みを止めることなく挑戦する。